LANDFALL Vol.11
蒸発・蒸留の理論計算を行なう
蒸留操作は最も古く、かつ最も重要な物質の分離法の一種であり、紀元前前から蒸留酒の製法として利用されてきた。現在でも、石油の分留などで化学工業に多大な貢献をしている。ところが蒸留操作は物質を気化させて、さらにそれを凝縮させるため、分離がどのように行われるかを知るためには、熱の移動と物質の移動の両方を調べなければならない。化学工学科の浅野・小菅研では、蒸留の分離性能の理論計算をはじめとして、蒸散などによる物質移動についての研究を行なっている。今回は浅野教授に研究についてのお話をうかがった。