LANDFALL Vol.68

難病解決への糸口を探る

近年、脳科学の研究が盛んになってきている。脳機能の障害により起こる病気の原因は多岐に渡るが、そのひとつに神経伝達物質の異常が挙げられる。神経伝達物質は、神経細胞間の連絡に重要な役割を果たしている。神経伝達物質の合成や分泌に異常があると、脳が正常に働かなくなり、身体をうまく動かせなくなる場合がある。本稿では、パーキンソン病などの難病の原因となる神経伝達物質について、その生合成の調節機構に関する、一瀬宏教授が行っている研究を紹介していく。