LANDFALL Vol.71

分子活性化への道を拓く

錯体とは、金属原子に配位子が配位結合した化合物である。錯体は配位する分子やイオンによって反応性が大きく変わり、特徴的な反応を起こす錯体も数多く存在する。川口研究室では、通常の環境では起こらない反応を実現させるための方法の探求を行っており、その中でもヒドリド錯体を用いた不活性分子の活性化に注目している。本稿では川口先生が今まで行ってきたさまざまな研究の中でも、窒素分子と一酸化炭素分子の活性化にスポットを当てて紹介していく。