LANDFALL Vol.75

暗号プロトコルが創り出す未来

インターネットの普及で、コンピュータ間で通信を行う機会、特に個人情報や機密情報を送受信する機会が以前に比べ格段に増えている。その際に、情報が外部に漏れないようにするためには、情報を暗号化して送る技術が必要である。尾形研究室では暗号プロトコルと呼ばれる、コンピュータ間での暗号を用いた通信のルールについての研究を行っている。本稿では、先生が主に行っている、暗号プロトコルの改良と、今注目のクラウドに応用できると期待されている検索可能暗号という暗号プロトコルについて取り上げる。